ABOUT
"KUMANO KODO"
熊野古道
いにしえの神々が今なお棲まう神秘の地、紀伊半島。その南部に位置する熊野三山(熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社と那智山青岸渡寺及び補陀落山寺)へと通じる参詣道は「熊野古道」と呼ばれる巡礼の道です。
中でも、和歌山県田辺市が起点となる「中辺路ルート」は、平安以降、上皇・貴族をはじめ多くの人々が訪れた由緒ある古道。2004年に「紀伊山地の霊場と参詣道」として世界文化遺産に登録され、2024年には登録20周年を迎えました。
神秘的な森や歴史ある神社仏閣など、その魅力は今なお国内外を問わず多くの人々に愛されています。
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熊野本宮大社
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熊野速玉大社
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熊野那智大社
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那智山青岸渡寺
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大斎原
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熊野古道中辺路
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湯の峰温泉
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味光路
熊野の⾥⼭⽂化に
迫りくる存亡の危機
人々の暮らしや文化と豊かな自然が織りなす風景は、世界的に見ても貴重な存在。しかし今、その風景が変わりつつあります。
例えば、農業や林業従事者の減少による耕作放棄地の増加や山の荒廃、このことによる鳥獣被害の発生など。
一見すると多くの観光客が訪れることから地域経済もうまく回っているように見える熊野ですが、人口減少による地域力の衰退により、古道を支えてきた里山の営みは、大きな危機を迎えているのです。
熊野REBORN PROJECTとは?
千年を超える時を経て受け継がれてきた里山の文化。その灯を守り、次の千年につないでいくために始まった取り組みが「熊野REBORN PROJECT」です。
熊野古道を歩き、その文化が色濃く残る田辺市に関わりたい、そうした想いのある参加者(登山者)と、熊野で農業や林業、観光業等に従事する地元プレーヤーをYAMAPがつなぎ、参加者は地元プレーヤーとの交流を通して様々な地域の魅力を発見し、自分らしい熊野への関わり方を実践していただく。
より多くの方々に熊野の魅力を伝え、田辺市に関わっていただく方を増やし、次の千年につないでいく、壮大な取組が始まっています。
PLAYER
熊野の⾥⼭を⽀える地元プレイヤー
現地フィールドワークには、YAMAPユーザーから募集した登山者たちと、熊野を知り尽くした魅力あふれる地元プレーヤーたちが参加します。
REPORT
「熊野REBORN PROJECT」
活動レポート
熊野REBORN PROJECTでは、ワークショップや熊野フィールドワーク、そして各メンバーが⾃分のアイデアを発表する最終回のプレゼンテーションが実施されます。ここでは、今までに実施された取り組みについて、その模様をお伝えします。

熊野本宮大社(くまのほんぐうたいしゃ)
創建は遥か神話の昔、第十代崇神天皇の時代。主祭神である家都美御子大神(ケツミミコノオオカミ/スサノオノミコトの別称)をはじめ、熊野十二所権現と呼ばれる12の神々が祀られています。熊野三山の中では最も山奥に位置し「山の熊野」とも呼ばれてきました。たおやかな山々と美しい熊野川に囲まれた社殿は、身も心も癒してくれる「よみがえりの聖地」です。熊野三山の中では最も古い創建と伝えられています。